汎用ユニットを強化育成するためのガイドラインのページです。
”適当にユニットを加入させて適当にレベルアップさせていく”のと、
”厳選したユニットを緻密な育成プランでレベルアップさせていく”のでは、
その能力にかなりの差が出てきます。
能力パラメータの重要度から、ユニットの育成方針を決める
まず、ユニットの各能力パラメータのうち、スピードが最重要視されることは、
いまさら言うまでもないかと思われます。何のアクションをするにしても、
ターンが早く回ってくることが前提となるからです。
アクションがアイテム使用や即死攻撃などの場合は、スピードが早いだけでOKですが、
武器や魔法でのダメージ攻撃を行なう場合は、スピードだけでは駄目です。
ダメージ量の決定要素となる武器攻撃や魔法攻撃も高くしておく必要があります。
また、武器防御や魔法防御については、スピードさえ高ければ先手が取れ、
武器攻撃か魔法攻撃が高ければ一撃で殲滅でき、攻撃を受けることがなくなるため、
あまり考慮する必要はありません。
以上より、ユニットの育成方針として、
以下の3通りのいずれかとするのがベストかと思われます。
スピードのみ最重視
スピード最重視+武器攻撃重視
スピード最重視+魔法攻撃重視
育成方法を決定する
例えば”Lv30で新規加入してきたソルジャー”と
”Lv2で加入させたソルジャーを用心棒でLv30までレベルアップさせたユニット”では、
当然能力値に違いはあります。後者のほうがスピードも武器攻撃も高いのです。
また”Lv4のソルジャー”と”Lv4の用心棒”を、
同じように用心棒でLv30まで育てた場合も、2ユニットの能力値に違いは出ます。
後者のほうがわずかにスピード・武器攻撃が高くなります。
以上2点が起こる理由は、スピード・武器攻撃に関して、
用心棒の低レベル時能力値およびレベルアップ時の上昇値が、
ソルジャーのそれよりも優れているからに他なりません。
では”Lv30で加入させた用心棒”と
”Lv4で加入させた用心棒を用心棒でLv30までレベルアップさせたユニット”では、
能力値に違いはあるでしょうか?一見同じに見えますが、実は違います。
後者のほうがスピードや武器攻撃が高いユニットとすることができるのです。
なぜかというと、ユニットの加入時能力値やレベルアップ時の能力上昇値は
固定値ではなく一定の範囲内でのランダム値が適用されるので、
「よい能力のユニットを加入させる」「レベルアップ時によい成長値を出す」ことで、
何も考えずに育成した場合よりも高い能力値とすることが可能だからです。
以上より、まとめると、ユニットを強化育成したい場合は、
以下のようなポリシーにて育成していくのがよいと思われます。
スピードor武器攻撃or魔法攻撃の初期値(低レベル時)の能力が高いユニットを、
スピードor武器攻撃or魔法攻撃の成長率が高いジョブにて、
「レベルアップ時によい成長値を出し」ながら育成していく。
高い能力値のユニットが加入してこなかったり、
レベルアップ時によい成長値が出なかった場合は、
セーブデータを再ロードして、再トライする必要性が出てきます。
高い能力値のユニットを加入させる試行をユニット吟味、
レベルアップ時によい成長値を出す試行を{その能力値}吟味(例:スピード吟味)
と呼びます。
育成素材のユニットを発掘する
ここで”発掘”という表現を使用したのは、前節で書いたように、
そこらへんの適当なユニットではなく、厳選した高能力値のユニットを
育成素材とするからです。
最初の育成方針のところでも書いたように、
スピード・武器攻撃・魔法攻撃の3つが重要視される能力値です。
ですので、低レベル時にこれらのいずれかが高いユニットを
育成素材として加入させることになります。
以下に、育成素材として適したジョブを表にまとめておきます。
育成方針 | 加入に適したジョブ |
---|---|
スピードのみ最重視 | 忍者、アサシン、トリックスター、 曲芸士、チョコボ士、レンジャー |
スピード最重視+武器攻撃重視 | 用心棒、竜騎士、マスターモンク、 魔獣使い、フェンサー、 モーグリナイト、バーサーカー、バスタード |
スピード最重視+魔法攻撃重視 | 黒魔道士、赤魔道士、トリックスター |
ところで”育成素材として加入させるためにはできるだけ低レベルがよい”ことは
前節で既に説明済みですが、実は、このゲームの進行の制約上、
全てのジョブが同じように最低レベル(Lv2)で加入させられるわけではありません。
(シド、ハーディーのレベルを極限に抑えても高レベル(Lv20、Lv24)での加入に
なってしまい、結果、クラン内平均レベルが上がってしまうため)
ジョブによっては加入可能最低レベルがLv4になってしまうものもあります。
そして、このLv2⇒4の間の成長率も考慮して、育成素材をチョイスする必要があります。
以下に、各ジョブの加入可能最低レベルを示しておきます。
種族 | ジョブ | 加入可能最低Lv |
---|---|---|
ヒュム | ソルジャー、シーフ、白魔道士、黒魔道士、弓使い、 パラディン、闘士、青魔道士、狩人 |
Lv2 |
用心棒、忍者、幻術士、導師 | Lv3 | |
バンガ | ウォリアー、ホワイトモンク、竜騎士、 グラディエーター、ビショップ |
Lv2 |
守護騎士、マスターモンク、神殿騎士、砲撃士 | Lv3 | |
トリックスター | Lv4 | |
ン・モゥ | 白魔道士、黒魔道士、魔獣使い、時魔道士、幻術士、 錬金術士、セージ |
Lv2 |
裏魔道士、学者 | Lv3 | |
ヴィエラ | フェンサー、白魔道士、緑魔道士、弓使い、赤魔道士 | Lv2 |
精霊使い、魔法剣士、召喚士、アサシン、スナイパー | Lv3 | |
モーグリ | 動物使い、シーフ、黒魔道士 | Lv2 |
− | Lv3 | |
モーグリナイト、銃使い、曲芸士、からくり士、 時魔道士、チョコボ士、魔砲士 |
Lv4 | |
シーク | レンジャー、バーサーカー | Lv2 |
− | Lv3 | |
ラニスタ、ヴァイキング | Lv4 | |
グリア | − | Lv2 |
狩人、ラプター | Lv3 | |
バスタード、風水士 | Lv4 |
以上より、いくつかのジョブについて、
”育成素材(加入)に向かない理由”を説明しておきます。
グラディエーター
Lv2の状態で、武器攻撃はほぼ竜騎士と同等、
しかしスピードが竜騎士より2劣ります。
スナイパー
武器攻撃はフェンサーよりわずかに高いですが、
スピードが赤魔道士より3も劣ります。
幻術士
魔法攻撃は全ジョブ中トップレベルですが、スピードは全ジョブ中最低。
召喚士
魔法攻撃は全ジョブ中トップレベルですが、
Lv2で加入できない上、スピード成長が絶望的です。
Lv3の時点でスピードが赤魔道士より4も低くなってしまいます。
時魔道士
魔法攻撃は全ジョブ中準トップレベル、スピード値もそんなに悪くない。
では何故駄目かというと、Lv3の時点で黒魔道士と比べると
スピードはほぼ同じなのに対し、魔法攻撃は3も差がついている場合が多い。
であれば、Lv2で加入できて魔法攻撃がMAXの黒魔道士を採用した方が
全然いい。
錬金術士、セージ
黒魔道士と比べると、スピードは同等ですが、魔法攻撃がビミョーに劣ります。
先の時魔道士のときと同様の理由で不採用。
緑魔道士
スピードは問題なしですが、Lv2で加入させるとなると、
魔法攻撃が赤魔道士より3ほど低いです。
精霊使い
Lv3時点での能力値として、魔法攻撃は文句なしですが、
スピードがヴィエラ族中最低。
高能力ジョブでユニットを育成する
育成素材を加入させたら、実際に育成することになります。
すなわち、先刻、育成方法のところでも書いたように
”スピードor武器攻撃or魔法攻撃の成長率が高いジョブにて、
「レベルアップ時によい成長値を出し」ながら育成していく”わけです。
実際にどのようなジョブでレベルアップさせていくのがよいかをまとめました。
育成方針 | 種族 | レベルアップに 適したジョブ |
---|---|---|
スピードのみ最重視 | ヒュム | 忍者 |
バンガ | トリックスター | |
ヴィエラ | アサシン | |
モーグリ | チョコボ士 | |
シーク | レンジャー | |
スピード最重視+武器攻撃重視 | ヒュム | 用心棒 |
バンガ | グラディエーター | |
ン・モゥ | 魔獣使い、学者 | |
ヴィエラ | スナイパー | |
モーグリ | モーグリナイト | |
シーク | バーサーカー | |
グリア | バスタード | |
スピード最重視+魔法攻撃重視 | ヒュム | 黒魔道士 |
バンガ | トリックスター | |
ン・モゥ | 黒魔道士 | |
ヴィエラ | 召喚士 | |
モーグリ | 黒魔道士 |
ところで、この育成ガイドラインではスピードの能力値を”最重視”していることから、
レベルアップ時に必ずスピードを+1していくようにします。
これは、どのジョブも、スピードの能力はレベルアップ時には最大でも1しか上がらず、
しかも、”上がらない”ことはない(上昇確率がゼロのジョブはない)ため、
スピード吟味は必要ですが、どのジョブでも可能ということになります。
2008/04/22 Updated.